2012年3月26日月曜日

江戸時代に、徳川幕府は囲碁を保護し、四家による御城碁を開催してきました。 中国...

江戸時代に、徳川幕府は囲碁を保護し、四家による御城碁を開催してきました。

中国(明、清とかもっと前の時代)では、王朝による囲碁の保護はあったのですか。また全国規模の対局や有名な棋譜などはありますか


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あったのか?というと、ありません。



中国または朝鮮において囲碁は、上流階級にとっては「趣味・余技」

普通の人達にとっては、「賭け事の道具」



という意味合いが強く、日本のように、技芸として地位を得て、保護されるような立場ではなかったのです。



中国で最古の棋書といえば、宋の時代に書かれた『忘憂清楽集』というものがあります。

これには、棋譜19局が掲載され、最古のものは三国志時代の孫策と呂範の対局、ということになっていますが、それが本物かどうか(後から作ったものか)など、誰にもわかりませんね。

他に、晉武帝と詔王武子の対局や、劉仲甫の棋譜がいくつかあります。

劉仲甫は、忘憂清楽集が書かれた時代の最強者の一人ですから、おそらく本物の棋譜だと思います。

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