【囲碁と将棋】位置表示の違いについて。
囲碁や将棋では石や駒の位置を示すとき、数学で言うxy座標を使用します。
囲碁で言えば「3の三」、将棋で言えば「3三角」といったように。
ここで疑問なのは、基点(1の一)が囲碁では左上になり、将棋では右上になるという点です。
先日、囲碁も将棋も打てない同僚に聞かれて困ってしまいました。
はじめは、
「将棋は日本独自で発達してきたから。日本は縦書き社会で、まず、上から下に書いていき、改行は右から左だから。」
と説明しようと思ったのですが、囲碁発祥の地とされる中国も縦書き社会ですよね?
この説明だと、囲碁も基点が右上で無いといけないことに・・・。
この違いについてご存知の方、是非ご教授下さい。
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将棋は座標の3象限、碁は4象限、チェスは1象限を使用していますね。
習慣の違いといえばありきたりですが…そんなもんだと思います。
江戸時代の碁の棋譜を見ますと、座標の数字はついておりません。
碁罫紙に黒丸白丸の漢数字を書き込むだけですから、座標は不要だったのでしょう。
メクラをやる場合でも、将棋指しは7六歩、3四歩…というふうに言いますが、
碁打ちは右上隅小目、ケイマにカカリ…という具合にやります。
石の位置を見て即座に座標の数字を言えるのは、棋譜読み上げに慣れた女の子ぐらいなものでしょう。
ついでに言えば、チェスの英国式表記、および中国象棋の表記方法は、簡単に表示できるものをわざわざ難しく表現しているようなもので、理解し難いシロモノです。
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