囲碁の棋譜ならべ、プロ対プロの棋譜ならべをしたいのですが、どうしたらいいですか?サイトとか又PCにいれてとかソフトが必要ですか?
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「棋譜並べ」は、上達の一つの方法ですので、有段者を目指す上級者の方にはオススメです。
しかし、初・中級の方には少し無理です。
「プロの棋譜」について、「解説」なり「観戦記」を読みながら理解するには、アマ初段くらいの棋力がないと。
プロの棋譜を提供しているサイトとかPCソフトはいくつかありますが、いずれも「解説」はつきません。
ということで、「棋譜並べ」をするのでしたら、「週刊碁」とか、「碁ワールド」とか、「月刊囲碁」とか、「囲碁研究」などを手に入れて、棋譜を碁盤に並べながら、解説を読むことが大切です。
ほかには書籍にまとめられた、いわゆる「打碁集」は大きな書店で購入できます。
パソコン画面に棋譜を再現できても、眺めているだけで碁が強くなるはずはありません。
[補足説明]
私の回答に若干の誤解が生じたようですので、補足説明をいたします。
「棋譜並べ」は、碁盤に並べるのも、パソコンに並べるのも全く同じことだと考えることには問題があります。
「NHK杯トーナメント」などをご覧になると知れるのですが、対局が早く終わると、対局者同士で、碁盤に石を並べ直しての「検討」をしています。
これは、こう打ったらどうだったのか、この局面ではどう打てばよかったのか、などをいろいろと検討しているのです。
場合によっては、「敗着」や「勝着」などについて、碁盤の周囲に数多くの碁石を散らかして検討しています。
それらを側で見ていた観戦記者やルポライターが解説者などの参考意見を聞きながら「観戦記」としてまとめたものを「解説」と呼びます。
もちろん対局者本人が「自戦記」としてまとめられたものも、ないわけではありませんが。
ということで、前述のことに戻るのですが、ある程度の棋力が身についてから(アマ初段以上)でないと、プロ棋士が打った手の意味は理解できないと思います。
よく「プロ棋士の打碁」を暗記できるようになるまで「棋譜並べ」をしなさいといわれる方がいますが、これは全く無意味なことです。
碁は、「暗記もの」ではなく、「考えるもの」です。
「観戦記」や「解説」を熟読して、プロ棋士がなぜそこに打ったのかを知ることが碁の上達につながるのだと、私は信じています。
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無料の棋譜再生ソフトを手に入れましょう。Vectorなどで手に入ります。棋譜を入手できるサイトもいろいろあります。
↑ >パソコン画面に棋譜を再現できても、眺めているだけで碁が強くなるはずはありません。
実は棋譜並べの基本はひたすら並べることです。手の意味はあまり考える必要がない。とにかく石の方向動き方を感じることが大切なのです。ある部分が継続して打たれればそこが急場であることがわかります。大場を打つにしても右に打つか左に打つか。押された時伸びるのか飛ぶのか。またはそのいずれでもなくケイマにはずす場面も出てくるでしょう。とにかくその雰囲気を感じ取ることが重要なのです。PCで自動再生して眺めていると、自分ならこう打つのにと思っていても全然違う打ち方をしている。それは概ね自分の考えついたてが悪手と言えます。
私はお弟子さんに指導する時、暇があればパソコンで自動再生でよいから石の流れを眺めなさいと言っています。
碁盤に並べると最初は1時間も2時間もかかります。200手くらいの碁を15分で並べられるようになったら優にアマ5段はあるよと教えています。
二年間ひたすら一人で棋譜を並べ続けて始めて実戦を打たせたら三段にコロッと勝ってしまった人もいます。
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